今回は私が良く使用するサチュレーションプラグインを紹介します。
WavesのBB Tubesです。
Waves BB Tubes
美しさと激しさを兼ね備えた真空管サチュレーション
特徴
価格
定価は¥23,760ですがセール中は\4,800ぐらいまで落ちます。
現在セール中の様で、サウンドハウスで最安で入手可能です。(24/8/9現在)
使い方
こちらの動画が分かりやすく解説しているので字幕を付けてご覧ください。
BEAUTY&BEAST
基本的な使い方はシンプルで、左右にある大きいノブ「BEAUTY」「BEAST」を
好みのサウンドになるようにブレンドしていくだけです。
この二つのノブはそれぞれ異なる音響特性を持っていて、違う歪み方をします。
BEAUTYは繊細さ、BEASTは力強さぐらいの認識で大丈夫です。
マスターに挿してBEAUTYだけを上げて質感を微調整することも出来ます。
歪みのタイプが違い、印象ではAの方がよりアタック感のある歪み方に感じました。
後述する小さいノブを組み合わせると実に色々な場面で活用可能です。
SENSITIVITY
左端の上側にあるノブはSENSITIVITY、つまり感度を設定するものです。
BEAUTYとBEASTで設定した歪みの量を供給する、入力レベルを調整できます。
右に回すほどは入力レベルが上がり、それに伴って音量も上がりますが、
ある程度はレベル差を自動的に補正してくれます。
BASS RELIEF
SENSITIVITYの下側にあるノブはBASS RELIEFです。
これは主にベースやキックの低音域をコントロールするためのもので、
右に回すほどローエンドが除去されてタイトな音になります。
つまりはローシェルフEQの役割を果たします。
サチュレーションとベース、キックは相性が良いですが、
場合によってはローエンドが飽和し、ミックスが濁る原因にもなるので
このノブを調整して適切な設定を見つけましょう。
TRANSFORMER
左側下段にあるスイッチはTRANSFORMERです。
ONにすると少量のサチュレーションを付与することが出来ます。
音がクリア過ぎると感じた場合にはONにしてみるといいと思います。
OUT
中央下段のノブはOUTで、プラグインの出力レベルを調整します。
歪みを上げれば音量は上がるものなので絞る方向で使うことが多いと思います。
TONE
右端についている二つのノブはTONEです。
これは正確にはPre/PostのハイシェルフEQになっています。
サチュレーションをかける前の音にEQをかけるのか、
かけた後の音にEQをかけるのかの違いです。
MIX
TONEの下側にはMIXノブがあります。
これは色々なプラグインについているのと同じで、
原音とエフェクトをかけた音を混ぜる割合を決定するものです。
Dryに振り切れば原音だけ、Wetに振り切れば適用後の音のみになります。
レビュー
プリセットが豊富
BB Tubesは著名なエンジニアが設定したプリセットが80種類近く収録されており、
楽器の名前のプリセットを選ぶだけでもいい塩梅のセッティングになります。
プリセットの設定を見て、各楽器に適切な設定を学ぶという使い方も出来ます。
最初はプリセットを選択して、その後自分好みに微調整すると良いと思います。
シンプルで使いやすい
シンプルな造りになっているので使い方が分かりやすく、直感的な操作が可能です。
BASS RELIEFやTONEも付いているので、
プラグイン内で音作りがある程度完結させられるのもありがたいです。
音が良い
純粋に音が良いです。
私はよくスネアやシンバル類に使っています。
あと一歩存在感をプラスさせたい時に使うと非常に効果的。
少し歪を足すだけで聴こえ方が大きく変わるのはとても興味深いです。
WAVESは頻繁にセールを行っているので安くなったタイミングに是非。
コメント