作曲中、立ち上げたインストゥルメント音源が増えていくと、
Cubaseの動作が重くなってしまう場合があります。
特にストリングスやクワイアなどの容量が大きい音源の時に顕著です。
フリーズ機能を使えばCPUの使用率を抑えて、負荷を軽減できます。
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フリーズ機能とは
インストゥルメント音源の動作を文字通りフリーズさせて停止するので、
CPUの使用率は下がり、動作は軽くなるといった仕組みです。
上記画像の雪の結晶のマークを押すことで使用できます。
フリーズ機能の注意点
フリーズ機能の注意点ですが、
インストゥルメントの動作を停止させる為、出来ることが制限されます。
MIDIの編集やノートの移動は出来なくなる点に注意が必要です。
使い方
フリーズボタンを押すとこのようなウィンドウが出てきます。
インストゥルメントをフリーズ
後にプラグインを挿す場合はインストゥルメントのみのフリーズで良いですが、
プラグイン自体に負荷が発生することを考えると、ある程度処理を終わらせてから
チャンネルも一緒にフリーズさせてしまった方が快適になると思います。
プラグイン自体に負荷が発生することを考えると、ある程度処理を終わらせてから
チャンネルも一緒にフリーズさせてしまった方が快適になると思います。
テールサイズ
リバーブやディレイなどのエフェクトがある場合、テールサイズが短すぎると
余韻の途中で音が切れたりしてしまうので鳴らしきれる秒数に設定しましょう。
初期設定の5秒で大体は問題ないと思います。
余韻の途中で音が切れたりしてしまうので鳴らしきれる秒数に設定しましょう。
初期設定の5秒で大体は問題ないと思います。
インストゥルメントを解放
ウィンドウ下部の”フリーズしたインストゥルメントは解放する”
にチェックを入れるとその音源が使用していたメモリが解放されます。
フリーズファイル
フリーズ機能を使うとプロジェクトフォルダ内にFreezeのファイルが作成され、
その中にインストゥルメントのオーディオデータが保存されます。
フリーズ機能を解除
フリーズ機能を解除したい時はもう一度フリーズボタンを押します。
フリーズを解除すると該当のオーディオデータは削除されます。
”フリーズファイルを保持”を選択すれば置いておくことも出来ますが、
実際の運用上でのメリットはほぼないでしょうし削除して問題ないと思います。
あとがき
使用する音源がドラムやベースぐらいであれば特に問題ない場合でも、
シンセを複数立ち上げたり、クワイア、ストリングスを足したり…
といったように楽器を増やしていくと簡単にCPUの使用率が上がっていきます。
アレンジが終わった楽器、又はしばらく編集しない楽器は
都度フリーズを使うことを習慣づけると快適に作業が行えると思います。
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